風と自然公園施設の関係

カテゴリー: 楽習館の日々

台風・温帯低気圧の影響もあり、ずっと風が強い日が続いています。

当館は自然風を利用するというコンセプトを持つ為、施設内に風が通り抜ける様子を体感しています。たまに、物が飛ぶ程の風も吹きこみます…。

さて、当館や隣接する自然園は植樹もされていることから、あまりの強風(台風含め)は植生へダメージを与えることもあります。

景観を損なう危険性がある一方で、”風がどの程度吹いたのか?”の目安としてこうした現象は利用できると考える研究があります。特に、自然を保全するた為に、あまり手を加えることが出来ないような場所では、簡便な風向風速計の情報と併せたより詳細な情報を得ることに役立つものでしょう。

「自然教育園における強風影響区域調査は、風害木発生予測を含めた生態系への影響やその対策を検討する上で極めて重要である。(引用元:菅原,1998,自然教育園の微気象(7)風害木による北寄りの強風影響区域の推定,自然教育園報告29)」。

風の程度や園内の地形等の位置関係によって、軽微なものから幹折れ、根折れ木の程度、分布様態、損傷方向といった情報を得ることができると示唆されています。ただ、ここまで本格的な調査は根気を要する作業でもあるようです。

これから台風も来ると思われますが、そうした観点で施設内の自然を観察すると、自然との上手い付き合い方が見えてくるかもしれません。

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